親知らず抜歯など 口腔外科

親知らずの痛み、顎関節(あごの関節)の症状、口腔内(口の中)や顎の怪我

歯の移植

詰め物が何度も取れるとおっしゃられて来院されました。
みると中がひどい虫歯になっています。

保存不可能とお伝えした上で親知らずが残っているのでそれを移植してはどうかとお勧めしました。
条件さえ合えば入れ歯、ブリッジ、インプラントではなくこのような選択があります。
しかも保険が適用されます。

移植後の写真です。
針金で固定し、一ヶ月後除去します。
経過ですが、日常生活には不都合はなく噛めているそうです。

過剰歯

「過剰歯」というのをご存じでしょうか?

文字通り過剰に生えている歯の事で、写真は乳歯が抜けて永久歯が生えてきたと思ったら形が変だという主訴で来られた患者さんのレントゲン写真です。
下に見えているのが本当の永久歯でこのままですと、永久歯が生えてくるのを邪魔する恐れがあるので、抜歯しました。

当院は開院して3年になりますが、過剰歯を持つ子供さんをすでに10人近く見ています。
確率で言うと7歳以下のお子さんの100人に一人はいることになり、決して低くない確率と考えています。

お子さんによっては生えないでそのまま顎の骨の中にとどまっている場合もあります。
もし、お子さんの永久歯の形が変だ、永久歯が生えてきたけど、隙間があきすぎているような気がするなら過剰歯の疑いがあります。